縦のものを横にしただけでは、英会話になりません!
英語を話すためのマインドセット
マインドセットという言葉を聞いたことがおありかと思います。なにかをやろうとするときに、すでに心構えができていることを、マインドセットがある、などといいます。
何をどうやる、というノウハウ以前に、人の行動をつかさどるのはマインドセットだと言っても過言ではありません。すべての大前提となりますので、ぜひ英語を話すためのマインドセットについても学んでいきましょう。
主語と動詞で話す
日本語では、私は、我々は、彼女は、それは、といった主語を省いても成り立ちますが、英語で主語がない、というのはまずない、と思ってください。
I
You
They
It
That
This
そのほか、名詞や動名詞が主語となります。
また無生物主語というのもありますが、ここでは省きます。
まず主語はなにになるか。それを決めて話し始めます。最初は難しいと思います。思いつく言葉から英語にしていって構いませんが、ゆくゆくは主語+動詞で話せるよう、インプットでも意識してください。
〇〇 is ~~. といったBe動詞の文よりも、できるだけ、Verbつまり動詞を使った文が、英語らしくダイナミックでいいと思います。
ビジネスは相手に動いてもらってなんぼ。ぜひ動きのある言葉を使ってダイレクトに相手に望みを届けましょう。
あなたは日本代表です
外国の担当者とメールをする、電話する、打ち合わせをする、ということがあると思います。
相手の肩書がなんであろうと、あなたの肩書がなんであろうと、あなたはこのビジネスの日本の代表として交渉しています。
堂々と、すべてをぶつけて、いいものはいい、だめなものはだめ、とはっきりと要望を伝えましょう。
遠慮は禁物です。
遠慮しなくてやっとむこうと同等に近づく、と思ってください。
日本人が英語で交渉する場では、普段以上のパワーを出す必要があります。遠慮していてはパワーが足りません。
遠慮せずご自分を発揮するくらいがちょうどいいのです。
数字にはよくよく注意のこと
特に通貨単位、注文の数量、見積もりの単価には気を付けましょう。
これは私も仕事をしていて、本当に気を配ったところです。わたしは半導体関連で働いていたのですが、そういったミスから問題になった、という話も聞いたことがあります。
たとえば、1個当たり1セントの利幅、といった場合、日本人は1セントは1円ね、と思うと思います。それでも為替相場がありますので、1セントは1円を担保するものではありません。交渉で決まった数字の通貨単位は明確にしましょう。
注文の数量ですが、英語では数字に必ずコンマを打ちます。コンマはThousand単位ですので、千×千が100万つまり、コンマ二つで100万というのを頭に入れて下さい。
1Kは1,000、1KKは100万のことです。
1,000 1K 千。One thousand. ワンケイと読みます。
1,000,000 1KK 百万。One million. ワンケイケイと読みます。
見積もりの単価ですが、ドル建てや外貨建てで出して、しかもそれを英文で作成しますので、緊張するかもしれません。
が、間違ったオファーを出してしまうと、取引が続く限り損失が生まれることになります。見積もりの単価の数字にはダブルチェック、トリプルチェックで気を付けましょう。
ネイティブといえども、英文の見積書では間違えていることもあるので、受け取った時も注意深く見てください。
おわりに
たくさんありますが、まず皆さんにお伝えしたいことは以上の3点です。
とくに日本を代表して話している! というのが重要です。そのくらいのエフィカシーで臨んでいただきたいです。声に出していわなくていいですが、内心思うのは自由です。とにかく、臆することなく、堂々と主張を伝えましょう。
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