英語でも不同意を示すときは礼儀正しい言い方があります
会議をスムーズに行うための英語表現をご紹介してきました。
いよいよ、反対意見を述べるときが来ました。
英語はとてもシンプルでパワフルな言語なだけに、使うフレーズが大事になってきます。
SNS全盛の今日
Eメールやコメントなどで揉めたり、炎上してしまわないためにも、配慮ご必要です。
失礼のない反対の表明の言い方、書き方の学習にもなりますから、ぜひ覚えてください。
英語にも礼儀あり!
ときどき勘違いしている方がいるのですが、なんでもはっきり言えばいい、というものではありません。
もちろん、日本人同士のような空気の読み合いをしろというのではありません。
ビジネスでもプライベートでも、必要なだけNOを言わねばなりません。それでも、お互い人間ですから、それなりの枕詞があります。
今日は、Noを言う前のクッション言葉をご紹介しますので、ぜひ上手に反対するのに使ってみてください。
頭から否定するのはNG!
反対です、と単刀直入に言うのは、英語でもやはり失礼だと見られます。
✗ I disagree.
ヤブから棒にこう言わないでください。
好ましい反対表現
I’m afraid I disagree.
私は賛成しかねるのですが。
I’m not so sure about that.
それはどうでしょうか。
I see it differently.
私は違う見方でして。
Yes, but…
ええ、でも。
Not necessarily.
そうとは限らないかと。
英語でも、このような失礼にならない否定表現を練習して、さっと口から出るようにしておきましょう。
もちろん、誠に言いにくいのですが、という態度は大事です。
強い不同意は要注意
まったく同意できない、という、もっとも強い不同意の表現ですが、ここでもクッション言葉をつけるとよりPolite、丁寧になります。
I’m sorry, but I completely disagree.
(申し訳ないですが)どうしても賛成できません。
I’m sorry, but I don’t agree with that at all.
申し訳ありませんが、それについてはまったく同意できません。
万能なI’m sorry, but…
これはとても万能なクッション言葉なので、Noをいう前につけると、ワンランク上の英語スピーカーになれます。
議論が膠着してしまったらいったん収拾しよう
喧々諤々、議論が白熱して、いつまでも合意にいたらないようでしたら、会議を進行は、いったんおさめて、後日に仕切り直すことを提案しましょう。
We don’t seem to be getting anywhere with this, so maybe we could discuss it further at another time.
このままではラチが開かないので、日を改めてまた話し合うようにしましょうか。
✩Getting nowhere、not getting anywhere
らちがあかない、どうにもならない
✩maybe we could
これも、いい感じに婉曲な提案となっています。
両方とも、とてもいい表現なので覚えておきましょう。
時間を節約しよう
時間がもったいないので、次の議題に進むことも時には必要です。
Let’s move on. I think we’re going to have to agree to disagree.
先に進みましょう。意見が合わないことを認めねばなりませんね。
おわりに
いかがでしたか? 英語ではNOははっきりと、とはいうものの、対ヒューマンですから、配慮をみせる必要があります。
言いにくいことをいう枕詞は、相手に心の準備をしてもらう効果もあり、失礼にならず不同意を示すことができます。
会話だけでなく、メール、SNSでも積極的に使っていってください。
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