プレインイングリッシの意義とメリットは?
プレインイングリッシュPlain English について、SEC・米国の証券取引委員会によって作られたハンドブックをもとにご紹介していきます。
プレインイングリッシュの考え方は、単に、単語のチョイスにとどまりません。
証券会社なら投資家へ、政府なら市民へ、適切に情報を届けるために、公開情報にあらゆる工夫をすべき、ということです。
たとえば
- 読者は誰なのか
- 公開すべき情報
- 理解しやすい構成
- 見やすいデザイン
を考慮します。
- 読者が読みたくなるように、
- 論理的に整理され
- 一読で理解できる
文書を目指します。
そのためには、
- 読者が必要な情報を
- わかりやすい順番で
- わかりやすい言葉
書くようにするわけです。
早速、文章を書くためのルールについて説明していきます。
書く前にプランニングせよ
とりあえず書き始めて、ずらずらと長い段落を書いてしまうのは良策ではありません。
箇条書きに入れるべき情報を列挙して、なにから理解してもらうべきかを考えましょう。
前提条件によって変わってくる事柄なら、条件をどうわかりやすく提示しますか?
読者を想定し、彼らに語り掛けるように書け
読むのはこれを初めて見る市民、または顧客です。その人たちはどういう理解力をもっているかを考え、相手にわかりやすい言葉を使いましょう。
読んで、理解してほしい。
その上で適切なアクションを取ってほしい。
そう思うなら、相手の目線になって考えましょう。
Put yourself in their shoes.
英語では、相手の靴に入ってみる、といいます。
情けは人のためならず
こういうプレインイングリッシュで書くと、書き手にとっても時間の節約になるだけではありません。発行前に誤情報、誤字、誤植が見つけやすくなるメリットがあります
つまり、配布後に訂正をしたり、誤解を解いたりする手間を減らしてくれます。
仕事の仕方まで改善してくれる素晴らしい法則というわけです。
個別の記事で詳しく解説していきます。
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