ビジネスコミュニケーションをわかりやすく!
Plain English入門
Plain Englishを知っていますか?
アメリカやイギリス、オーストラリアなどでは、長らく、公文書、広報、法律文書、ビジネス文書で使われる文章が利用者にとってわかりにくいという問題がありました。
利用者の誤読、誤解や、確認のための問い合わせによって莫大な経済的損失があったといわれます。
少しづつ軌道修正する気運は高まっていきました。
そして1978年、カーター大統領は、公文書をわかりやすく書くよう大統領令を出しました。
“Federal officials must see to it that each regulation is written in plain English and understandable to those who must comply with it.” (Executive order 12044)
1998年に、SEC(米国の証券取引委員会)によって、まとまったガイドライン(指針)が示されました。
それを中心に、ご紹介していきます。
- 読者は誰なのか
- 公開すべき情報
- 理解しやすい構成
- 見やすいデザイン
を考慮する。
また、
- 読者が読みたくなるように、
- 論理的に整理され、
- 一読で理解できる
文書を書く。
- 読者が必要な情報を
- わかりやすい順番で
- わかりやすい言葉
で示す。
このように、情報を受けとる人たちが誤解せず読める英語をPlain Englishといい、金融、政府、メディアを問わず、推奨されています。
誰にとっても恩恵があるものです。